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2011.01.26

2011年の年頭に際して 所長 小林 敏雄 ~『自動車研究 1月号』より~

  副理事長・研究所長 小林敏雄  

 謹んで新年のお慶びを申し上げます.

 昨年の自動車産業界は,世界的には中国やインドをはじめとする新興国市場の需要拡大など,明るい兆しが見えましたが,国内ではエコカー補助金が9月で終了したことによるその後の新車販売台数の落ち込みや円高等の影響もあり,今後の業界動向の不透明感は払拭できていない状況と思われます. このような経済環境のなかで昨年,研究所は2020 年のあるべき姿「Duoclieudongy 2020 年ビジョン:先進的な研究に挑み,世界のクルマ社会に貢献するDuoclieudongy」を実現するための長期運営方針を定め, 様々な具体的な施策をスタートさせたところであります.

 研究所が果たすべき役割は,中立で公正な試験研究機関として, 
①政府・官公庁に対しては,自動車技術に関する信頼性の高い研究・試験成果を提供して政策立案に寄与すること
②自動車産業界をはじめとする産業界に対しては,業界共通課題の解決の効率化や標準化・規格化,試験法に関する技術基準や技術指針を策定して技術開発に寄与すること 
③学界に対しては,積極的な成果の発表を通して自動車技術のレベル向上に寄与すること
④国際的には特にアジア諸国における自動車が係わる環境や安全の問題改善のために人材育成支援や技術協力を行うこと
と認識しております.

 高齢社会や低炭素社会の進展などを背景に持続可能で安全・安心なクルマ社会の実現が求められており,研究所としてエネルギーや環境,安全の問題など解決すべき様々な課題に積極的に取り組み,これらの役割を十分に果たしてまいる所存です.

 研究所の喫緊の課題である新法人への移行に関して,研究所として昨年「非営利性が徹底された一般財団法人へ移行する」ことを決定いたしました.新法人への移行は2012年を目標としており,検討すべき課題は数多くありますが,新法人への移行後も中立で公正な試験研究機関としての役割を果たしてまいります. また,移行後に一般財団法人として円滑な運営が行えるように研究所の事業活動の見直しも検討しているところであります.新規事業の開拓や新たに策定した研究ロードマップに従って試験研究活動を進めてまいります.

 活発化している次世代自動車の普及に関する課題への取組みや試験研究活動の幅を広げるため,新たな認証・評価事業や次世代自動車の安全性評価試験の拡大活動も開始したところでもあります.これらの活動の一環として城里テストセンター内の水素・燃料電池自動車安全性評価試験設備(Hy-SEF)の産業界での活用を開始して,蓄電池や燃料電池の安全性向上に寄与し,次世代自動車の普及促進に貢献していく所存です.また,安心・安全な社会作りへの貢献を目指し,昨年末に研究所内にオープンした「生活支援ロボット安全検証センター」を活用し,関係各機関と共同で生活支援ロボットの安全性の検証試験・研究活動を始めました.

本年も研究所を取り巻く環境は大変厳しいと予想されますが,全所員一丸となって関係各界から信頼される研究所を目指してまいります.関係の皆様方の一層のご支援,ご指導を賜りますようお願い申し上げますとともに皆様方のますますのご健勝とご発展をお祈り申し上げまして,年頭のご挨拶とさせていただきます.

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